クロール、インデックス、リンク対策が重要
この話は2014年から2018年にかけての私の体験談です。
私が在籍している中小企業のサイトリニューアルを行った時で、そのプロジェクトの指揮を取った時の話です。内容は、会社紹介と商品販売について混在していた古いサイトから、販売に特化したサイトを作るために、ほぼ1から新しいサイトを構築し、その後運用しながら改善を進めるというものです。
外部対策として主に行なったことは、検索エンジンのクロール対策、インデックス対策、被リンク対策の三つです。
検索エンジンのクロール対策とは、GoogleやBingなどの検索エンジンに、自分たちのサイトを見つけてもらうために設定するものです。具体的にはサイトマップというxmlファイルを作成して、Google Search Consoleというツールから検索エンジンが自分のサイトにクロールに来てもらえるように設定し、送信をします。
インデックス対策とはGoogleやBingなどの検索エンジン側のデータベースに、こちらのサイトを登録してもらうための対策です。この時、サイトのページごとにNo IndexやNo Followなどの記述を使って、検索エンジンのクロールやインデックスを拒否したり、巡回してもらう必要のないページなどを設定していき、より無駄なく重要なページにクロールしてもらうようにサイトを作るようにします。
被リンク対策とは、自分のサイトへのリンクを貼ってもらう対策です。外部のサイト(自社の他のサイトや関連会社のサイトなど)や信頼性・専門性の高いサイトからリンクがあると、リンクされている自分のサイトも信頼性が高いと判定され、検索結果で上位に表示される確率が高まるためです。私が担当した時はまだ同じ業界で扱われていない新商品に関わるサイトで何のあてもありませんでしたので、自社の現行のサイトやSNSとリンクをさせたり、販売用サイト内の各ページや新着情報の記事などリンクできそうなページ同士をリンクさせるなどして、出来る限りクロール頻度を上げたり、サイトの滞在時間が長くなる様に心掛けました。